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がん薬物療法って、どんなもの?

市立貝塚病院
がん化学療法看護認定看護師
亀 友美

がん薬物療法は、がん細胞を攻撃して、がんの進行を止めたり、症状を和らげたりするための治療法です。

薬の種類によって、副作用も様々

薬の種類によって、副作用はさまざまです。

  • 抗がん剤: 髪が抜ける、吐き気、口内炎などが代表的です。これは、抗がん剤ががん細胞だけでなく、元気な細胞も傷つけてしまうため起こります。
  • 分子標的薬: 発熱や発疹などのアレルギー反応が出ることがあります。
  • 内分泌療法: 更年期障害のような症状(ほてり、寝汗など)が出ることがあります。
  • 免疫療法: 免疫力が強くなりすぎて、自分の体を攻撃してしまうことがあります。そのため、だるさや発疹などの症状が出ることがあります。
免疫療法を受けている方へ

がんの種類や進行具合によって、治療法は異なります。医師とよく相談し、自分に合った治療法を選びましょう。

  • 全身のだるさ、疲れやすい
  • 手足がしびれたり、力が入らない
  • 目がかすんだり、まぶたが重くなる
  • 口の中が乾いたり、声が出にくい
  • 皮膚に発疹や痒みが出る

これらの症状が出たら、すぐに医師にご相談ください。

治療は一人ひとり違う

がんの種類や進行具合によって、治療法は異なります。医師とよく相談し、自分に合った治療法を選びましょう。

まとめ

がん薬物療法は、がんの治療に欠かせない治療法の一つです。副作用が心配な方も、医師や看護師に相談しながら、治療を進めていきましょう。