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「膣式子宮全摘術」について

膣式子宮全摘術とは

お腹を開けずに、腟の方から子宮を目視できる部分まで引き出して、切断・摘出・縫合のすべてを膣から行う手術方法です。
視野が狭いこともあり、適応は限られています。

膣式子宮全摘出術
対象疾患

=経産婦の方のみが対象となります=

  • 子宮筋腫
  • 子宮腺筋症
  • 子宮脱
  • 子宮頸部異形成

上記の疾患などで、子宮の摘出が必要な方。

膣式子宮全摘術のメリット

  • お腹に傷が残らない
    お腹に全く傷を付けずに手術ができるので、美容上優れている。
  • 痛みが少なく、社会復帰が早い
    開腹しないため痛みが少なく、回復が早い。

膣式子宮全摘術のデメリット

  • 子宮の状態により、開腹手術より時間がかかる場合もあります。
  • 子宮の大きさや可動性不良により、対応できない場合もあります。
  • 子宮と他の臓器との癒着がある場合には対応できない場合があります。