【泌尿器科部長:安富 正悟】
ダヴィンチは、患者さんの体に5~12mmの小さな穴を数か所開け、そこから内視鏡およびロボットアームを挿入し、術者が遠隔操作することで手術を行うロボットです。術者は「サージョンコンソール」と呼ばれる操作ボックスに座り、ロボットアームを自在に操ります。その間、患者さんのそばには助手の医師や看護師が付き添い、協力しながら手術を進めていきます。
ロボット手術には、主に以下の3つのメリットがあります。
高精度な手術が可能
出血量が少ない
侵襲が少なく、術後の回復が早い
当院の泌尿器科では、主に以下の手術を行っています。
前立腺がん:「ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術(RARP)」
腎がん:「ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術(RAPN)」および「ロボット支援腹腔鏡下根治的腎摘除術(RARN)」
膀胱がん:「ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘除術(RARC)」
2024年1月より、当院でもロボット手術が可能になり、泉州地域の患者さんに最先端の手術を提供できるようになりました。手術だけでなく、新しい薬物療法にも対応できる体制を整えています。
当院では、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供することを心がけています。適応に固執せず、患者さんにとって最良の治療法を選択できるよう努めています。地域の皆さんに信頼される医療を提供できるよう、スタッフ一同全力で取り組んでまいります。安心してご相談ください。