【がん相談支援センターとは】
全国の「がん診療連携拠点病院」や「小児がん拠点病院」「地域がん診療病院」に設置されている、がんに関する相談窓口です。当院ではがん相談支援室がその役割を担っています。
【がん相談支援室の役割】
がんに関する症状や、治療、薬剤、健診、医療費の支払いや就労、セカンドオピニオンなど、様々ながんに関する疑問や悩みの相談窓口です。専門的な内容については各分野のスタッフが責任を持ってお答えします。患者さんのみではなく、ご家族の抱える問題もお気軽にご相談ください。
また、1階がん相談支援室前(売店横)ではがんに関する情報提供も行っておりますのでご利用ください。
がんに関する様々な疑問や悩みのご相談。
日時 |
月曜日~金曜日 9:00~16:00 ※祝日・年末年始の休診日を除く |
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対応者 |
がんについて詳しい看護師や、生活全般の相談ができる 医療ソーシャルワーカーなどのがん相談員または支援員 |
この他にも、各種相談をお受けしています。
【主な活動】
●がん患者サロン 患者サロンは、がん患者さんやご家族などが安心して集い、医療者からのお話を聞いたり、セルフケアを高める体験や、病気や体について語り合ったり情報交換できる場として、年5回開催しています。がん患者サロンについて詳しくはこちらをご覧ください。
●治療と仕事の両立支援 がんと診断されると不安のあまりお仕事を退職してしまう方や、副作用などでお仕事の継続に不安を感じる方がおられます。もし、がんと診断されて仕事に関することに不安を感じたら、がん相談支援室にご相談ください。両立支援コーディネーターを取得した医療スタッフの相談員がまずはお話を伺います。両立支援コーディネーターの取り組みについてはコスモスだよりをご覧ください。
●AYAサポート AYA世代とは、「Adolescent and Young Adult(思春期や若者、成人)」の頭文字をとったもので、一般的に15歳~39歳までの方を指します。この世代の方は、在学中であったり、就職活動中であったり、仕事をスタートさせたり、家族ができたり増えたりと、人生が大きく変わる時期です。
がん相談支援室ではAYA世代の方やご家族からのご相談を伺ったり、がん治療に役立つ情報をまとめてご紹介していきたいと考えています。
●妊孕性温存
妊孕性とは「妊娠するための力」のことをいいます。妊孕性は、男女関係なく、妊娠に関わる臓器にがんができた場合だけでなく、がん治療によって生殖機能に影響し妊娠するための力が弱まったり失われたりすることがあります。がんの治療前に将来子どもをもつことについて考えていただくことは大切です。将来自分の子どもをもつ可能性を残すための方法の一つとして、卵子や精子、胚(受精卵)を凍結保存する「妊孕性温存」という選択肢もあります。まずは、がんの治療を受けることが大前提ですので必ずしも希望通りにならない場合もありますが、大切な事は主治医に気持ちを伝え、「がんの治療によって生殖機能にどのような影響があるのか」や「がんの治療後の見通し」を確認する必要があります。その上で、妊孕性温存を検討する場合は、生殖医療を専門とする医師(産婦人科医あるいは泌尿器科医)の診察を受ける必要があります。少しでも気になる方はがん相談支援室にご相談ください。
●希少がん 国際がんセンター希少がんセンターへのリンク
市立貝塚病院 がん相談支援室
(入退院支援センター患者サポートで受付しております)
TEL:072-422-5865
FAX:072-438-5511
日時 |
月曜日~金曜日 9:00~16:00 ※祝日・年末年始の休診日を除く |
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