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「低侵襲外科手術センター」は、内視鏡外科手術をより安全に実施できるように、そして、より多くの方に安心して内視鏡外科手術を受けていただける環境整備を行うことを目的とし、平成30年10月よりスタートしました。
医療技術と機器の進歩に伴い、より低侵襲(体を傷つけることが少ない)な治療方法が生み出されてきました。内視鏡を使った手術もその一つで、様々な種類の内視鏡を使った外科手術が各診療科で行われています。
当院でも各学会の施設認定を取得するなど積極的に取り組み、手術件数も年々増加しています。
そこで、内視鏡外科手術の中でも使用する器具など診療科を越えた共通点が多い腹腔鏡下手術をメインに、診療科の枠組みを越えた協力体制を確立。また、腹腔鏡下手術は、メリットが多い反面高い技術が要求されるため、安全な手術の実施には技術の研鑽が非常に重要です。
当センターでは、より安全で安心な内視鏡外科手術の実施のために取り組んでいます。
「内視鏡」は人体内部の観察を目的とした医療機器で多くの種類があります。大きく分けると、胃カメラや大腸ファイバー、膀胱鏡や子宮鏡のように、口・肛門・尿道・膣などから体内に直接挿入するタイプと、腹腔鏡や胸腔鏡のように体表に小さな孔を開け挿入するタイプがあります。
治療には、胃カメラや大腸カメラなどで臓器内部から治療を行う内科領域の『内視鏡的治療』と「腹腔鏡下手術」のような外科領域の『内視鏡外科手術』があります。